スパイダーマン(原題:SPIDER-MAN)
『突入せよ!あさま山荘事件』を観る為にいつものシネコンに、いつも通り朝イチに着くと、なんと建物から人がはみ出す大行列。
この映画公開翌日の日曜だった為の超混雑だったのですが、『突入せよ!あさま山荘事件』を観る人も同じ列に並ばなくてはいけないのは納得できませんよね。分かってはいたのですが、チケット販売のお姉さんに「皆さん何のチケットを買っているんですか?」と聞いたら「そうですねぇ。ほとんどがスパイダーマンです」と案の定の回答でした。参考までに、この映画の昼過ぎ頃の上映回の空席状況を聞いたら「まだ全然空いています」との事だったので、この日は『突入せよ!あさま山荘事件』とこの映画の2本立てとなったのでした。ここで僕が学んだ事は「一般客は最も近い上映回で観る」と言う事です。建物から人がはみ出すぐらい列が出来ていれば、当然近い上映回では良い席に座れるはずがない為、上映回をずらしてでも良い席で観たいと思う物だと僕は考えていたのですが、昼過ぎの空席状況からして、必ずしも皆さん、そう考える訳ではないみたいですね。昼過ぎからの上映は、そのシネコンで最も良いスクリーンの、最も良い席で観られましたから。
さて、スパイダーマンです。彼については日記の第10話『パーと蜘蛛と葛藤とタコ』でも考察しているので、そちらも読んでいただきたいです。しかし主演のトビー・マグワイアはスパイダーマンにうってつけの顔をしていると思いますよ。あの冴えない、いじめられっ子面なんてもう完璧じゃないですか。役作りの結果だったら彼を絶賛します。
そしてハマり役はゴブリン役のノーマン・オズボーン。この人、凄く楽しんでいたんだろうなぁ。のびのびとやっていましたよ。
スパイダーマンが手から糸を出しながらビルの谷間を飛び回るシーンは観ていて気持ちが良いです。ストーリーは無視して、このシーンをしばらく観ていたい気分だったりしました。
う〜んと、あとはどうでも良いや。あ、蜘蛛ってお尻から糸を出しますよね?
だったらスパイダーマンもお尻から糸を出さないといけないと思うのですよ。その糸で悪人を捕らえたり、一般人を助けたり、ビルの谷間を飛び回ったりしていただきたい。お手製のスーツの作りも考え直さないといけませんな。
原作は糸を出す機械を使っているから、手から糸が出ても良いのですよ。はい。
2002年5月12日鑑賞